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Sophia-Nanzan Latin America Program(LAP)総括シンポジウムを開催しました

2020/01/26

12月6日、四ツ谷キャンパス2号館17階の国際会議場において、Sophia-Nanzan Latin America Program(以下、LAP)が本年度で補助事業期間5年間の最終年度を迎えるにあたり、これまでの事業期間の成果報告と今後の展望について、総括シンポジウムを開催しました。
シンポジウムの実施報告は、上智大学ホームページのニュース記事をご参照ください。


第一部の成果報告では、学生報告セッションを設け、コロンビアの教皇庁立ハベリアーナ大学に交換留学した長塚陽さん(上智大学イスパニア語学科4年)、短期プログラムのペルー・スタディツアーに参加した山村真穂さん(上智大学新聞学科3年)、メキシコのメキシコ自治工科大学に交換留学した松波莉子さん(南山大学スペイン・ラテンアメリカ学科4年)、チリのチリ・カトリック大学に交換留学した上田康大さん(上智大学イスパニア語学科4年)、メキシコのグアナファト大学から上智大学に交換留学に来ているロドリゴ・ロドリゲスさんに登壇してもらいました。
長塚さんは2年次にハベリアーナ大学のスペイン語短期研修に参加したことがきっかけで、3年次に長期留学に挑戦したこと、現地ではJICAのインターンシップにも参加した経験を発表しました。山村さんは、ペルーの都市部と山間部両方を自分の目で見て学んだことや、日系人協会や日系人学校を訪問し現地の方々と交流した経験で感じたことを話しました。
松波さんもハベリアーナ大学のスペイン語短期研修への参加がメキシコ留学のきっかけとなったこと、現地で日本メキシコ学院でインターンシップで得た特別な経験を紹介し、上田さんはチリで自分が日本人というだけでなく、アジア人であることの意識が芽生え、アイデンティティに関わる考えの大きな変化があったことを発表しました。ロドリゲスさんは、南山大学の日本語集中コースに参加後上智大学で専門科目を履修していること、日本での生活を通して変わった日本へのイメージや自国への考察を紹介しました。
それぞれの発表後、モデレーターの牛田千鶴南山大学外国学部長の元、留学経験によって相手や自国に対して変わったイメージや、多様性・グローバルコンサーンへの理解度の変化、自身がどう変わったかという点についてディスカッションを行い、自分たちの留学経験の振り返りを会場の参加者と共有することができ、活発な質疑応答もありました。LAPに参加した学生の皆さんが今後、日本と中南米の間で、またそれにとどまらず様々な分野において活躍することを大いに期待しています。

  

また、成果報告には、過去にLAPに参加した先輩3人からのビデオメッセージも届きました。上智大学イスパニア語学科卒業生で、LAPでペルーに交換留学し現在はメキシコで働く小早川麻美さんは、スペイン語を使って現地の人と仕事をする様子をスペイン語で紹介し、後輩たちを激励しました。コロンビアのロスアンデス大学から南山大学に交換留学したサンティアゴ・ロペス・バラカルドさんは、南山大学での経験がもっと日本で学びたいと考えることに繋がり、現在は国費留学生として日本で学んでいることを紹介しました。ブラジルのブラジリア大学から上智大学に交換留学したカイオ・ダンタス・デ・メデイロスさんは、LAPが日本の理解や日本人との交流を深めただけでなく、中南米の他の国から留学した学生同士の横の繋がりも大切な宝となったことや、将来日本と繋がりのある仕事をしていきたいことを伝えてくれました。

  
第二部では、第一部での報告を踏まえ、中南米側連携校13校のうち、コロンビアの教皇立ハベリアナ大学からナンシー・アグライ=バルガス教授、メキシコのメキシコ自治工科大学からロサ・ガラン=ベレス教授、ブラジルのブラジリア大学から上甲アリセ准教授、また本学と包括協定を締結している米州開発銀行(IDB)より中村圭介アジア事務所長にご登壇いただきました。
幡谷則子上智大学イスパニア語学科長、泉水浩隆南山大学スペイン・ラテンアメリカ学科長とともにLAPが今後どのような展望を遂げるか、パネルディスカッションが行われ、登壇した先生方からは、LAPの経験がそれぞれの大学間の連携を更に緊密なものとすることになり、今後の更なる学生交流の拡大や学術交流への展開への可能性が深化したことを様々な視点からご発言いただき、補助事業期間終了後もLAPを持続可能な形で自走化していくための多くの示唆を得ました。
IDBの中村様からは、LAP留学を経験した学生は単なる語学習得、異文化体験を得たにとどまらず、言葉を学ぶ過程や物事の見方や思考方式の違いを認識したこと課題解決型の思考力、行動力を身につけており、それらを生かし社会に貢献してもらいたいというコメントをいただきました。